コンチャ・イ・トロ(Concha y Toro)

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コンチャ・イ・トロ　(　Concha y Toro　)

コンチャ・イ・トロ(Concha y Toro)は、名実共にチリ最大手のワイナリーです。 6500ヘクタールにも及ぶ広大なヴィンヤードを所有し、さらに、「コンチャ・イ・トロ（以下、コンチャイトロと記載）ファミリー」は世界規模に活動しています。
　
　今日のチリワインの名声はコンチャイトロの上に築き上げられたといっても過言ではないでしょう。
　チリワイン、期待の新星「コノスル」も実はコンチャイトロファミリー。コノスルを筆頭に、南半球最大のオーガニックワイナリーＶＯＥ、ロスチャイルド家とジョイントで造るアルマビーバワイナリー、アルゼンチンで所有するワイナリー、スパークリングワイン専門のワイナリーなどもコンチャイトロファミリーです。
　
　1000人を超える農業技師や醸造技師、そして惜しみなく注がれる最先端の技術。主に創業以来の本拠地マイポ・ヴァレーと、急速に発展しているカサブランカ・ヴァレー、ラぺル・ヴァレーから生まれます。
　
　歴史は古く、コンチャイトロは、ドン・メルチョール・コンチャイトロ氏が1883年に設立。マイポバレーのポテンシャルにいち早く注目し、最初からフランスから輸入したブドウの苗木とフランス人ワインメーカーを雇い、高品質ワイン造りで着々と規模を拡大してきたワイナリーです。
　
　メルチョール氏は、チリの社会福祉と政治に多大に貢献した政治家、企業家、弁護士という肩書きをもった、功労者としても有名。その意思は彼と妻が創設した福祉財団を通して今でも受け継がれています。
　
　カジュアルラインから最高級ブランドワインまで、「フロンテラ」「サンライズ」「ディアブロ」「ビン３」 「マルケス・デ・カーサ・コンチャ」「テルーニョ」「ドン・メルチョール」などシリーズ構成は多彩です。
　
　チリ最高級の呼び名の高いワイン「ドン・メルチョール」の初ヴィンテージは1987年。世界のワイン業界に衝撃を与えました。2003年ヴィンテージでかの"ワインスペクテーター誌"で、当時チリワイン史上最高の96点がつきました。
　1997年には「シャトー　ムートン・ロートシルト」で有名なボルドーのバロン・フィリップ・ド・ロートシルト家とのジョイント・ベンチャーを開始。この提携によって1998年９月に「アルマビバ」が発表されるや世界中で絶賛を受けます。また、1999年ワインスペクテーター誌がおこなった世界18,000人の読者による人気投票では、「南米のベストワイナリー」に選ばれています。

【 2008/1/14 追記・修正ずみ】

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